もっとよく見える明日のために
白内障は、加齢プロセスの一環で、ほとんどの人が経験します。しかし、眼内レンズを用いた手術をすることで、視力はもちろんのこと、近視や遠視、乱視なども一緒に改善できる、「治療できる病」でもあるのです。
まずは正しい知識を身につけて、治療の選択肢を広げましょう。
もっとよく見える明日のために
白内障は、加齢プロセスの一環で、ほとんどの人が経験します。しかし、眼内レンズを用いた手術をすることで、視力はもちろんのこと、近視や遠視、乱視なども一緒に改善できる、「治療できる病」でもあるのです。
まずは正しい知識を身につけて、治療の選択肢を広げましょう。
白内障って?
眼の中には、カメラのレンズに相当する水晶体という組織があります。加齢などが原因で、水晶体が濁ってしまい、見え方に影響が出てしまった状態を、白内障といいます。
白内障になると、次のような症状が現れることがあります。
- ものがぼやける、かすんで見える
- 眼が疲れやすい
- 人や物が二重に見える
- 近視が進んだ感じがする
- 晴れた日の屋外や対向車のライトがまぶしく感じる

白内障はよくあるもの?
白内障は多くの場合、年齢とともに自然に発生し、時間の経過とともに徐々に進行します。発症初期は点眼治療を行う場合もありますが、白内障を完治させる唯一の方法は、白内障手術です。
白内障の症状はゆっくりと進行するため、視力の変化に気づく前に、眼科の定期検査で白内障の初期症状が発見される患者様も少なくありません。

白内障の手術とは?
白内障の手術は、カメラで例えるとレンズ交換をすることに該当します。具体的には、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を眼の中に挿入します。白内障手術後は、眼内レンズの選択により、眼鏡への依存度を下げることが可能になります。そのため、希望する視界を手に入れるためには、手術前に眼内レンズの選択肢について医師と話し合うことが重要です。視力は、あなたの健康で活動的なライフスタイルにとって重要です。
白内障の手術は、あなたの日常生活や趣味などに合わせて適切に眼内レンズを選択することが重要です。医師と相談した上で決定しましょう。



手術では、医師が濁った水晶体を眼内レンズに入れ替えます。
点眼麻酔薬などが投与されます。


白内障手術後の回復は比較的に早いです。
数日中には、ほとんどの患者様が日常生活に戻ることができ、視力は時間とともに回復しますが、詳細は眼科医にご相談ください。


手術後、医師が経過観察します。
感染予防や炎症を抑えるために点眼薬が処方されることがあります。患者様には通常、手術の1~2日後、翌週、そして1ヶ月後に再び診察を受けていただきます。
白内障手術について動画で学びましょう
白内障の治療について、分かりやすく動画にまとめました。以下の動画を参考にして自分に適した治療を選択しましょう。
見え方の選択肢をより詳しく知りましょう

*焦点深度拡張型レンズを使用した一部の患者様においては、眼鏡を使用することで、細かい文字を読むなどの作業が改善される方もいます。
**3焦点レンズを使用した一部の患者様においては、明るい光の周りにハローが見えるなどの視覚障害が起こる場合があります。